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【全日本選手権】完璧な演技で自己新!高橋再び王座へ

<第75回全日本選手権大会>◇12月27〜29日◇愛知県・レインボーアイスアリーナ

 今年最後の試合となった今大会。高橋が織田を抑えて、大会連破を飾った。
技の一つ一つに感情を込める織田
 前日のSPで2位となり、逆転優勝を狙う織田。しかし完ぺきな演技とはいかなかった。序盤、3回転−3回転−2回転のコンビネーションジャンプを成功させ勢いに乗るかと思われたが、単独の3回転ジャンプでまさかの転倒。その後のジャンプやスピン、ステップはうまくまとめたもの、ジャンプの失敗が響き得点は153・91点。総合235・66点で、高橋に十分なプレッシャーを与えることはできなかった。

得意のステップで観客を魅了する高橋  一方の高橋は、最終滑走で登場。圧巻の演技を披露する。前日から「決める」と明言していた4回転ジャンプを見事にクリアさせると、その後は高橋の独壇場となる。次々にジャンプを決めると、スピンも成功。極めつけは、本人も「自分で盛り上がることができた」と語るステップで観客を魅了した。得点は170・53点。総合得点も自己ベストを更新する256・08点を記録するなど、最高の演技で大会を締めくくった。


 試合後のコメントも2人はまったく対照的。高橋は「最終滑走で、パーフェクトの演技で、優勝できてうれしい。特に4回転は完ぺきだった」と語り、織田は「ダメだった。1年前の悔しい思いを糧(かて)に頑張ってきたが……」と涙を流した。

 今大会の結果で高橋・織田両選手の世界選手権出場が決定。来年3月、2人は再びあいまみえることになった。織田は追うものとして、高橋は追われるものとして。2人は再び国内最高峰の対決を披露する。

会心の演技を終え、長光コーチと抱よう キスアンドクライで高得点を喜ぶ高橋