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【NHK杯】関大が誇る2戦士が1・2フィニッシュ!!

<2006年度NHK杯>◇11月30日〜12月3日◇長野ビックハット

 GPファイナル出場をかけた今大会、SP・総合の両部門で高橋が世界歴代2位、また織田が3位の高得点をマーク。互いに一歩も譲らぬ、し烈な争いとなった。

 初日のショートプログラム。高橋は出だしの3回転−3回転の連続ジャンプを完ぺきに決めると、その後のジャンプもミスなく着氷。世界ナンバー1とも評されるステップでは力強く、かつ滑らかな足技を見せ、観客を魅了する。一方、織田も気迫の滑りを見せる。2、3日前から引いていた風邪は治らず、体調は最悪。しかし、高さのある3回転半をきっちり決める。ステップでは、練習中に痛めた足をかばってしまい、つまずくものの、ほぼノーミスで演技を終える。終わってみれば両者とも自己新記録を更新し、高橋が84.44点で首位に立ち、織田がわずか0.89差の83.55点で2位につけた。

 翌日のフリー。織田は、演技開始前、母親でありコーチでもある憲子さんに自ら手を差し出し、握手を交わした。「緊張している時は、自分からやります」と2連覇にかける思いは強かった。出だしで難易度の高い3回転半−3回転−2回転を決め、その後も2度のアクセルジャンプを成功させる。最後は高速スピンでフィニッシュ。ショートプログラム同様、自己新記録の161.01点を出す。

 昨年のNHK杯。高橋はショートプログラム1位からフリーで崩れ、織田に逆転負けを喫した。思いはただ1つ。「リベンジしたい」。

 しかし織田が高得点を挙げ、ミスは許されない状況。優勝の行方は高橋の4回転の成功にかかっていた。6分間練習では2度失敗するものの、本番も思い切って挑んだ。高さ・スピード・着氷、すべてにおいて完ぺきな4回転だった。

 「1番うれしいのは4回転ジャンプができたこと」。公式戦では、まさに2年ぶりの成功。4回転の成功により波に乗った高橋は、その後のジャンプも鮮やかに決め、最後のステップに入る。「オペラ座の怪人」の激しい旋律に乗り、リンクを駆け抜け、スピンでフィニッシュ。大観衆のスタンディング・オべーションが高橋を囲んだ。自己新記録の163.49点を出し、総合247.96点。織田の244.56点をわずかに上回り悲願の初優勝を果たした。

 GPファイナル出場を決めた両者。世界で戦うには4回転の成功が必須だ。成長の止まらない2人が世界に名を馳せる。





▼高橋「優勝は素直にうれしいが、4回転の成功がもっとうれしい。だが、スピン・ステップが雑だったので、そこを課題にしていきたい。」







▼織田「ベストコンディションではなかったが、それを言い訳にしたくないし、自分の中では結果に満足している。」