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1100羽を束ねる、2羽の鶴[2月12日]


 約1ヶ月という短い期間で集められた1100羽の折り鶴たち。その中には、こんな鶴もいます。千羽の鶴を束ねる、赤と銀の日の丸色の二羽の鶴。これは、高橋大輔選手のご両親によってつくられたものなのです。

ご両親によって折られた、日の丸色の二羽の鶴

 ご両親に鶴を折ってもらおうと提案したのは、千羽鶴プロジェクトの実行委員長・阿部由維子さん(大阪大学アイススケート部2年生)。「私は、家族というものが大好きなんです。その人がいれば絶対に家族がいるから」と微笑む。1月の最終週、高橋選手のご両親に「私たちの千羽鶴の最後の2羽をご両親に飾ってもらいたい」との手紙、そして赤と銀の2枚の折り紙を送った。お二人からはすぐに「ありがとう」という返事と、美しく折りたたまれた鶴が返ってきた。

ご両親からのメッセージは、平常心≠サして楽しんで、自分の見てもらいたいスケートを≠ニいうもの。「やっぱりご両親。素敵なメッセージ」と阿部さんも心から喜んだ。

 阿部さんは1100羽のうちの800羽を担当した。「私の母の個人塾に通ってる生徒さんたちとそのご両親、それから地元の同窓会、大学の友達、スケートリンクで会った人たち、他にも色んな人に折ってもらいました。折り紙を大量に持ち帰ってもらって、100羽ほど送り返してくれた友達も。でも一番協力してくれたのは、お母さん。今回の企画のチラシまでつくってくれました」。家族を大事にする阿部さんだからこそ、今回のアイディアが生まれたんですね。

 「今回の折り鶴は、本当に全国規模でたくさんの人の協力があったからこそできたんです」と阿部さんは何度も言う。1100羽の折り鶴には、1100人の思いや願い、そして暖かいメッセージが詰まっています。早く、高橋選手に届きますように。