【J2第1節・京都サンガ対札幌戦】安藤淳、開幕スタメン・フル出場
◇3月3日 16時04分◇西京極競技場

試合戦評

関大からJへ。関大が誇るファンタジスタ・安藤淳が、早くもJリーグの舞台に立った。開幕スタメン・フル出場。大卒ルーキー開幕スタメンは、京都サンガF.C.にとって実に7年ぶりだ。

安藤への期待が目に見えるようだった。監督は、ルーキーをスタメンに起用し、サポーターは、安藤淳コールを繰り返す。昨年6月に、京都サンガF.C.の強化指定選手となったが、Jリーグの公式戦出場は今試合が初めて。仲間の勇姿を一目見ようと、 応援に駆けつけた100名を超す関大サッカー部員、そして何よりサンガサポーターの声援を背に、ピッチへと飛び出した。

試合は終始、京都ペースで進む。前半17分、FWパウリーニョのセンタリングにFWアンドレが頭で合わせ先制。その後も、ツートップが相手DF陣の裏をかいた飛び出しで、得点機を演出する。後半19分には、FW徳重が放ったシュートのこぼれ球に、パウリーニョが反応し追加点。そして、そのまま2‐0で完封勝利し、貴重な勝ち点3を手にした。

安藤は、ボランチの位置でプレーし、堅実な守備を見せた。「キャンプからやってきたことが守備面では、そこそこ出来た」と試合を振り返るものの、「自分のプレーには満足していない」と冷静さを忘れることはない。京都サンガF.C.美濃部監督も 「今日の安藤は40点。もっともっと出来る選手だと思っている」と、厳しい一面を覗かせた。だがそれは、安藤への期待が大きいことへの裏返し。「今後のサンガを背負ってもらう選手。(40点は)厳しいが、もっとやってもらいたいという気持ちをこめている」(美濃部監督)

安藤の挑戦は、まだまだ始まったばかり。期待のルーキーは、Jの階段を駆け上がり、サンガを1部復帰へと導く。

▼安藤選手 「Jリーグ初出場で、恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちとが混ざって笑ってしまった。たくさんのサポーターやお客さんが応援してくれて、その中で自分がサッカーをすることが出来るなんて『幸せだなぁ』と思った。今日は勝てたことが収穫。プロで は、1つ1つのプレーに大きな責任を伴う。自信がないとやっていけないので、今後もミスをつめて練習し、次の試合に臨みたい」

▼京都サンガF.C.美濃部監督 「安藤は、攻撃も守備ももっとアグレッシブに出来る選手。今日のプレーは決して満足できるものではない。今後は、ボランチから、安藤がもう1枚絡んで、攻撃に参加していく形を作っていきたい」

▼関西大学体育会サッカー部川端監督 「大学ではしなかったディフェンスばっかりしていた。もっと慣れてきて、チームに攻撃のチャンスを与えるようになった時、リスキーな状況でどれだけやれるかが大切になってくる。怪我のないように頑張ってほしい」