西日本学生選手権大会◇6月25日◇羽曳野コロシアム
今年は実力者も増え、1部昇格に期待のかかる関大。前日の69s級で武市が3位、福住が4位。
85s級で守谷が優勝を果たし初日は高位置につける。この日は94s級、105s級の試合が
行われた。
まず94s級に三澤が挑む。1回目で100キロを上げると、続く105キロも難なく成功。だ
が続く108キロを失敗してしまう。ジャークでの巻き返しに期待がかかったが、1回目の13
0キロを上げた後は、2回連続でミスが出る。トータル235キロとなり、9位で試合を終える。
そして105s級。この階級には新人の藤井と、今大会が日本で最後の公式試合となるオーバー
カンプが出場した。藤井はミスを1度におさえ合計141キロで終えるが、オーバーカンプは実
力を発揮できない。スナッチで143キロを成功させるものの、2、3回目で148キロを失敗。
さらにジャークでは170キロを持ち上げた後、大会記録である178キロに挑むものの、これ
も上がらない。「最悪だった。特にジャークに関しては」(オーバーカンプ)。合計ではダント
ツの優勝ながら、満足のいく試合展開とはならなかった。
さらに総合順位でも、わずかな差で1部復帰ならず。守谷、オーバーカンプの2階級制覇など収
穫の多かった大会だっただけに、悔しさも大きい。選手たちは飛躍を近い、新たな一歩を踏み出
した。
近畿学生リーグ最終節・対大商大戦◇6月25日◇関大凱風館ボクシング場
勝てば1部優勝が決まる重要な一戦。相手は、軽量級選手に逸材が揃う大商大だ。
ライトフライ級・金は、激しい試合展開の末、惜しくも判定負け。続くフライ級・穐月も、ハイペースな攻撃を見せるが、相手の右ストレートに圧倒され棄権。同じくフライ級・松本は、第1R、第2Rから積極的にパンチを繰り出し、相手を防戦状態にする。そして迎えた第3R。引き続き果敢に攻める松本に、相手は疲れをみせ応戦できない。そのまま終始試合のペースを握った松本が、貴重な勝利を収めた。またバンダム級・申も、スピードある攻めと巧みな防御術で勝利。2―2とし、優勝へ望みをつなぐ。
次にフェザー級・神宮司。序盤からリング端に詰め寄り、相手の攻撃を封じ込める。だが相手にうまくカバーされ、パワフルなパンチが繰り出される。結果判定負けを喫し、残りの選手に望みを託す。
次は、今季無敗記録を誇るライト級・小形だ。 彼は第1Rから猛攻を展開し、相手を圧倒。多彩な攻撃で相手をほんろうし、実力差を見せつける。ここでレフェリーストップ。その後、ライトウェルター級・井之上も快勝を果たす。これで4―3とし、勝敗の行方は次のウェルター級・近藤に委ねられた。近藤は序盤こそやや劣勢になるものの、攻撃の精度は高く、堅実に戦
う
。近藤の力強いパンチに相手は冷静さを欠き、疲労をあらわにする。その瞬間、レフェリーストップ。ついに関大の歴史的勝利が決まった。最後、ミドル級の宮も危なげなく勝利。ついに関大は、1部の頂点に輝いた。
今季から1部の舞台へ立った関大。部員全員の勝ちへの執念が、優勝という結果と彼らの輝く笑顔を導いた。
▼井之上主将「目標が達成できてうれしかった。相手も強いので苦戦するかと思っていたが、みんないつも通り戦えた。ボクシングをしててよかったと思えた」
▼金「(優勝は)うれしかった。来年に向け強くなるために、練習頑張りたい」
▼穐月「(今季は)いろいろな相手と試合ができ、いい経験ができた。王座までにはもっと強くなりたい」
▼松本「(目の前で2人が負け)絶対流れを取り戻さないとと思って(臨んだ)」
▼申「優勝できたのは、うちが練習量が一番だから。優勝は必然。(自分自身は)最後まで気合いで負けなかった」
▼神宮司「(今季は)1部の実力についていけなかった部分があった。来年はポイントゲッターになって見返したい」
▼小形「(優勝は)素直にうれしい。チームの雰囲気はよかった」
▼近藤「(チームの勝利のかかった場面だったので)緊張で足が震えていた。自分が負けても宮先輩がいるという思いもあったが、やっぱり勝ちたかった」
▼宮「関大が勝ってうれしい。下手に練習してしまったせいで足が動かなかったが、3Rスタミナがもってよかった」
西日本学生個人選手権大会◇6月18日◇吹田洗心館
前日の関関戦ではチーム一丸となり、見事勝利を勝ち取った
関大。勢いそのままに、選手たちは個人戦に挑んだ。
男子の部、期待が懸かっていたのは、辻本(文3)、本庄(
経3)、玉置(社3)。だが、力を出し切れなかった。本庄は
ベスト32、玉置、辻本は2戦目で敗北と悔しい結果に終わる
。その中、一番の奮闘を見せたのが杉本(工4)。特技とする
つき″で次々に相手を倒し、ベスト16に入る。しかし、関
大はこのベスト16が最高。試合後、小林主将(工4)は「原
因はそれぞれある。各自で課題を見つけて次に活かしたい」と
語った。
続いて女子の部。優勝が期待されていた中川(文2)だった
が、風邪を引いて熱を出していた。特技のけりを駆使し、勝ち
進むものの準決勝で力尽きた。大商大前田に胴突きを取られ、
敗北を喫す。だが、その後すぐ行われた3位決定戦で底力を見
せつけ、昨年同様3位に終わる。だが、森本(商4)が決勝
まで駒を進めた。序盤、相手ペースにのまれるものの、面つき
で1本を取り返す。しかし、「集中力でまけた……」と語るよう
、最後は相手の面つきが決まり、2位に終わった。
▼森本「あともう1勝したかった。悔しい」
▼中川「体調管理ができなかったのは、自分の責任。自分の思
うような試合ができなかった。(今日試合をして)周りのレベ
ルが上ってきている。自分も負けないように頑張りたいです」
総合関関戦前哨戦◇6月11日◇関西大学凱風館内重量挙練習場
ベン・オーバーカンプや守谷らの活躍で関学大を圧倒した。
各階級スナッチ、ジャークのトータルの順位でそれぞれポイントを与えられ、その合計で競う前哨戦。
過去5年では4勝1敗とリードしている関大が今年も大勝した。
まずは62`級で清水が自己ベストには届かなかったものの、2位に20`の差を付け優勝。
続く69`級でも先日行われた関西学生選抜を制覇した1年生武市が堂々の試技でトップに立つ。
さらに同階級で木本も2位に輝き前半の軽量級だけで試合を優位に進めた。
後半戦の重量級でも85`級で守谷が、94`級でも三澤が関学大の選手を寄せ付けない試技を見せる。
94`超級では関学大の選手が出場せず、トータル315`を持ち上げたベンの一人舞台だった。
全階級制覇を掲げた関大だったが、唯一77`級だけタイトルを逃した。
その階級に出場したのが主将・福住。普段は69`級で出場するが、部員が少ないため関大にこの階級の選手がいない。
その為、福住は増量し臨んだが、関学大の石田に13`の差で敗北。それでも高校時代、
相手はインターハイ2位の実力を持つ。一方の福住は16位に終わった過去がある。
今回も敗れはしたが、橋本監督は「大学で練習量が増えたことにより二人の差は縮まっている」と話す。
その福住は「自分だけが負けたので何もないです。でもチーム一丸で頑張った勝利」と主将として3年連続の勝利を喜んだ。
今月23〜25日には西日本選手権大会が行われる。ベンにとって日本での最後の大会。
関関戦前哨戦を制し、弾みをつけた選手たちは自己ベスト更新を目指す。
●記録
順 位 スナッチ ジャーク 合計
清水(62`級) 1位 85 110 195
武市(69`級) 1位 110 130 240
木本( 〃 ) 2位 60 82 142
福住(77`級) 2位 105 136 241
守谷(85`級) 1位 105 145 250
三澤(94`級) 1位 80 110 190
ベン(94`超級) 1位 145 170 315
藤井( 〃 ) 2位 62 80 142
(注)すべてキロ
▼福住主将「チーム一丸となって頑張った勝利。練習通り気楽に臨めたのが良かった」
▼ベン「(ジャーク3回目を棄権したが)手の親指の近くから出血した。でも痛みはない。
西日本へ向け目標はスナッチ152、ジャーク185、トータル337`」
▼守谷「風邪をひいていたが、勝利は確信していた。関西学生選抜では
ジャーク145`を失敗していたので成功できて良かった」
▼武市「団体優勝できてうれしい。スナッチでベストを出せた」
▼三澤「勝つことができてうれしかった。親指を突き指していてスナッチ、
ジャークとも1回で決めようと思った。いい緊張感の中でできた」
▼木本「緊張の中で、自己ベストを出せた。団体で参加できたのが良かった」
▼清水「出来としては良かった。西日本へ向けいい状態でつなげたかった」
近畿学生リーグ第4節・対龍大戦◇6月4日◇関大凱風館ボクシング場
連勝を伸ばすべく臨んだ第4節。相手は、昨季桃山大と優勝争いを繰り広げた龍大だ。今季こそ黒星が先行しているものの、油断はできない。
ライトフライ級・金、フライ級・穐月は、相手のペースにのまれ敗戦。フライ級・松本がスピードを生かした手数の多い攻めで勝利する。だが、続くバンタム級・申、フェザー級・神宮司が粘りを見せながらも判定負け。9人制で戦う1部リーグ。龍大の勝利にリーチがかかる。
しかし、ひるむことは決してない。選手たちはそれぞれが声を出し、沈みかけたムードを盛り立てる。関大の反撃はここから始まった。
今リーグ3戦3勝と波に乗るライト級・小形は、1R序盤から積極的に前へ打って出る。顔面とボディーにうまく打ち分け、相手にダメージを積もらせていく。2R途中、カウントを奪ったところで、相手セコンドがタオルを投げた。これで棄権勝ち。ライトウェルター級・井之上も開始早々から果敢に攻めたてる。相手選手は攻められる焦りからか反則を繰り返し、失格となった。ウェルター級・近藤は、最初緊張からか少し動きに硬さが見られたものの、徐々に自分のリズムを取り戻したのか、相手に的確に攻撃をあてる。結果、2R途中でのRSC勝ちをもぎ取った。これで4−4。勝負の行方は、ミドル級・宮に託された。
仲間たちの期待と声援を一身に背負い、宮の試合が始まった。初めから距離を詰めた攻防。相手の攻撃があたることを恐れず、自分から打って出る。下がりつつ自分の距離を測り、顔面とボディーに細かく打ち分ける。相手のガードを力強い拳で崩し、ラスト1分、カウントを奪った。試合再開後も直後から容赦のない連打を浴びせ、能力の高さを相手に見せ付ける。ためらっていた相手セコンドも、たまらずタオルを投げた。宮の棄権勝ちだ。ボクシング場いっぱいに、関大の歓声が響きわたった。
これでリーグ唯一、無傷の4連勝。1部に昇格して1年目の挑戦にして、全勝優勝に王手をかけた。
▼井之上主将「(接戦に勝てて)よかった。ほっとした。(勝負の行方が宮に託されたが)心配はしていなかった。いつもどおりやれと思っていた。ここまできたら全勝優勝します!」
▼宮「今日の調子はよかった。(チームの勝敗がかかった試合だったので)プレッシャーはちょっとあったが、やってきたことを出そうと思って挑んだ。実際、出せたと思う」
第44回西日本大学選手権大会◇6月3日◇松下電器体育館
「スピードが、相手の方が速かった。基本からやり直さないといけない」。高田は、こう悔やんだ。昨年の同大会3位・大商大に敗れ、3回戦敗退。前年のベスト8という成績を越えることは、出来なかった。
関大の初戦は2回戦から。大歯科大戦は、順調だった。先鋒は、吉永。試合開始直後から積極的に攻め、6−0で圧勝した。さらに中堅・執行、副将・高田が上段蹴りで1本を奪うなど、圧倒的な強さを見せつける。「自分の思う技が出せた」と高田。相手に1ポイントも許さず勝利を飾り、3回戦進出を決めた。
しかし、3回戦。優勝候補である大商大を前に、関大は攻め込まれた。先鋒・吉永、次鋒・鍛島、中堅・執行が敗れ、この時点で関大の負けが決まる。続く副将・吉田が勝利を挙げるも、全体で1−4と敗北した。
一方、女子も2回戦を3−0と快勝。 西村、市川、上村が堂々とした戦いを見せた。だが、次の相手は昨年の優勝校である京産大。関大は、強豪を相手にも負けることなく攻撃を仕掛けていく。大健闘し、1勝1敗1引き分け。だが、合計得点により勝敗は決まる。わずか4ポイント差で、惜しくも敗れた。
二次予選・決勝対立命大◇6月3日◇尼崎記念球場
| 立命大 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
=1 |
| 関 大 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
× |
=4 |
【立命大】稗田、石島―岡本 【関 大】大橋、西垣―本田 【本】福田B |
勝てば全日出場の決まる、関西トーナメント二次予選決勝。相手は、今季リーグでの対戦成績2戦2勝と相性の良い立命大だ。
初回、チャンスはいきなり訪れた。1死一、二塁の場面で打席に入ったのは、ここまで2試合連続で本塁打を放っている4番・福田。その2球目、振り抜いた打球は見事左翼手の頭上を越え、先制の3点本塁打に。頼れる4番の活躍で3点を先取した。その後2回、4回にも池田、中塚らが出塁しチャンスを作るものの、得点には結びつかなかった。しかし、8回、関大は本田、島田らが連続安打で出塁し得点圏に進むと、昨秋から好調の続く5番・岩倉の中越適時二塁打でだめ押し点を加えた。
先発・大橋は「(今日は)コントロールが良くなかった」と振り返りながらも、5回を3安打1失点にまとめる安定した投球。6回から替わった西垣も4回を無失点に抑える好投を見せた。
ついにつかんだ5年ぶりの全日出場権。来る夏に向け、選手達はさらに己を磨く。
▼貝田主将「(全日の舞台は)初めての経験。一発勝負なので全力で戦います」
▼大橋「自分の調子は良くなかったが、チームが勝って良かった。チームの調子が良いので、取られても取り返してくれると思ってのびのび投げられた。ここまできたら目標は全日優勝。このチームならいいところまではいけると思う」
▼本田「みんなで勝ち取った優勝。最後の夏を楽しみたい」
▼池田「(全日出場が決定して)うれしくて仕方がない。(全日では)絶対勝つ。少しでもチームに貢献できるように頑張ります」
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